愛犬のしつけ

愛犬のしつけはいつから始めるべきか

家庭に迎えたかわいい愛犬のしつけはいつから始めるべきでしょうか?
少しでも早く始めるべきという意見も耳にしますが、わたしは1歳頃から始めるべきと考えます。
これは、あまりにも早くしつけを開始しても犬自身がそのしつけについて理解できない事が多いためです。

このことを裏付ける2つの事例についてお話しましょう。
とあるイギリスのしつけ訓練所のお話ですが、そこではしつけ訓練のために1年間に渡って犬を預けることになり、その間は週末に1日しか自分の犬と合うことができない状態になります。そして、原則犬を訓練するのは1歳から2歳までの期間とのことで、原則それよりも早くも遅くも訓練を受けさせることができません。
そして、訓練を受けさせる1歳までの期間はお手、おすわりすら教えないでください。ひたすらそのわんこに愛情を注ぎわんこが人間に愛されていること理解させてる期間となります、と述べておられました。

また、盲導犬の訓練からも同様のことが伺えます。盲導犬はが1歳になるまでパピーウォーカーと呼ばれる一般家庭に預けられます。盲導犬候補のワンコたちは本格的な訓練が始まる1歳までは普通の家庭でふんだんに愛情を注がれながら、人間の暮らしに慣らしていくだけです。

こうした事実から多くの訓練所は、1歳からしつけ、訓練をすれば十分であり、それが最も効果的であることを理解しているということがわかります。

それでは、本格的にしつけを開始する1歳ころまでにどんな事ができるでしょうか。
特に重要なことは、十分にスキンシップをとって愛情を注いであげることです。いっしょに遊んであげ、定期的に散歩をしてあげましょう。
また、犬の環境にも注意をしましょう。食事は適切な量を決まったタイミングで与えましょう。そして、飲水をいつも清潔なものに保ち、トイレも清潔に。
定期的にブラッシングをしたり、うんちのあとにはお尻を綺麗に拭いてあげたり、ベッドやマット、おもちゃなどもきれいな状態を保つことも重要です。

このように、十分に愛情を注いで育てられて犬は、1歳からでも適切な方法で訓練されれば急速にしつけを受け入れてあなたや家族にとってかけがえのない立派な家族の一員となることができるでしょう。

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