どうしても愛犬を連れて行くことのできない泊まりがけの用事ができたことがあります。実家に預けたり、友人に預けたりすればいいのですが、生憎、それも叶いません。ちょうど実家はその時、姉が出産で里帰り中で愛犬の世話ができないということでした。友人は動物が苦手な人ばかりで、預けられる人が居るとしてもかなりの遠方です。そういったわけで、ペットを預かってくれる専門のペットホテルを利用することになりました。
何と言っても初めてのことなので、預ける側としても不安です。飼い主の私以上にもちろん、愛犬が一番不安だったと思います。愛犬はそういった点、とても賢いところがあり、すぐに察知しました。自分がどこかに連れて行かれることを察知し、ホテルに預けることが決まってからというもの、食欲もなくなってしまったのです。こんな状態で預けることができるのか、ますます私も不安になりました。
そして、ペットホテルに預ける日がやって来たのですが、この時は愛犬も覚悟を決めたのかおとなしくホテルに預けられることになったのです。ホテルのスタッフも慣れているのか、愛犬の様子をしっかり見た上で「大丈夫ですよ」と言ってくれました。
泊まりがけの用事を済ませている間、愛犬はどうしているのかとずっと気にしていたのですが、時々、ホテルのスタッフから画像付きメールなどが届いたので様子を知ることができます。ちゃんと食事もとり、睡眠もとり、元気に過ごしているということが分かるような画像でした。それを見てホッとしたものです。
用事が終わって預けていたペットホテルに引き取りに行ったら、愛犬はすぐに私に飛びついてきました。やはり多少は寂しかったのでしょう。でも、スタッフが親身的に対応してくれていたことはよく分かりました。家に帰ってきてから愛犬の体重を計測したら、預ける前よりも太っていたのです。きっと美味しいものをたくさん食べさせてもらえたのでしょう。また機会があったら、預けてみてもいいかなと思いました。